どうも下村です。
今日の話は長編ですが、あなたの人生にとって最も有益な時間だったと言わせる自信があります。ぜひ最後まで、できれば紙とペンを用意してメモしながら読んで頂けれたら嬉しいです。
それでは参ります。
1 答えを求める限り前に進めない話
何をしたら良いか分からないあなたへ、まずは安心してください。
あなたが思っている以上に世の中の殆どの人が同じ悩みを抱えています。悩んでいない人は、社会に流されしっかりと自分に向き合えていないだけです。
世の中の8割の人が現状への不満はあるのにそれを変えるために「動けない人」
多くの人が「何をしたら良いか分からない」という悩みを抱えているのは明白でしょう。
破天荒フェニックスの著者であり眼鏡屋(株)オンデーズの社長である田中修治さんはこう言いました。
「世の中に成功本がこれだけ並んでいるのは、成功したいのに成功出来ない人が多いからだ。」
成功したいのに成功出来ない人が多いから、成功本がいつまでも売れる。確かに、世の中に成功者や現状に満足してる人が多いならこんなに成功本は売れないはずですよね。
先日こういうツイートをしました。
では、あなたに質問です。
本屋で成功本や自己啓発本を手にする人たちは何を求めていると思いますか?
堀江貴文さんの本や西野亮廣さんの本を読むことで得られるもの。GACKTさんやYouTuberさん達のように成功した人達の自叙伝を読んで得られるもの。
それは「自分を変えるためのヒントになるかもしれない何か」ですよね。では、それらの本を読み「自分を変えるためのヒントになるかもしれない何か」を知り、それでも成功できないのは何故でしょうか?
「行動できていないから」です。
おっと、まさに成功本に書いてあるようなことを言ってしまいましたね(笑)ここからさらに深掘りしていきます。
では、行動できていないのは何故でしょうか。それは人が「完璧や答えを求めてしまう」からです。ここで断言しますが、ツイートにも書いた通り人生に答えなどありません。
両親のいない子供と、両親のいる子供、母親だけはいるけど貧乏な子供、父親だけいてお金持ちの子供、生まれた時から土地を持っている家の子供、親が商社の家の子供、親が駄菓子屋の家の子供、母親がフランス人の子供、親が頭のいい子供、親が頭の悪い子供、etc…
人は多様です。育った環境も、今の環境も、性格も、遺伝子も、あげたらキリがないほどに多様です。そんな無限に広がる変数に対して答えなどあるのでしょうか?
さらに最悪なことに、今はITの発達で誰でもSNSやインターネットから情報を得られる時代になりました。YouTubeやSNSを使った経営者の発信で簡単に有益な情報や生きるヒントを知ることができる。話題になっていることや、誰かが言っていたそれっぽい名言や格言が広まるのに1日すらかかりません。つまり、情報が民衆化してしまったため、情報過多な状態になっている。
それはどういう状況でしょうか?
化粧品や食べ物の一つにしても、友達から良いという話を聞いたのに、ネットには悪いと書かれていて、何を信じれば良いか分からない。
イケてる社長さんの言葉にモチベートされて起業したいと思ったのに、ネットには「起業後3年後には潰れる会社が殆ど」みたいな情報が転がっていて怖くなった。
こういう状況に陥ってしまうのです。
まずあなたが知らなければいけないことは、世界が情報過多になってしまった今、答えを求める限りそれは見つからず、一生前に進めないということ。
2 具体的に何をすれば良いのか
とはいえ、昔の僕も多くの本を読み、オンラインサロンにお金をかけて入り、セミナーにも何回も行き、ビジネスYouTuberの動画もたくさん見て…と、まさに情報過多な状況でした。
そうやって過ごしていたある日、僕の人生の中で最も心に響き、自分が起業したスーツ屋のブランド名に入れてしまうほどの「言葉」に出会いました。
そしてそれが自分の足を動かすキッカケになったのであなたに伝えます。
それは「蓋然性」という言葉。(英語でPROBABILITY)
難しい言葉ですが、簡単に言うと「多分こうだろうという程度・度合い」のことを意味します。
ネオヒルズ族として「秒速で1億稼ぐ男」と言われていた与沢翼さん、現在では世界中に不動産を所有する投資家ですが、その与沢さんがYouTubeで言っていてこの言葉に出会いました。与沢さんが言っていたセリフはこうです。
人生は「蓋然性の高い選択」をしていく作業です。
与沢翼さんのYouTube動画より
人生に答えはないはずなのに、私たちは日々情報に左右されている。だから結局何をしたら良いのかが分からず、前に進む足が出ない。
そんな中で私たちは何をやらなければいけないのか。
それは目の前の選択の中で蓋然性の高いものを選び進んでいくことです。
あなたが考え「多分こうだろうという程度が高い選択」をして進んでいく。
そう、つまり間違えるのです。ラッキーでもない限り、必ず間違え、失敗し、損をする。それが人生なのです。進めば失敗、進まなければ現状維持。そういうものだと思ってください。
3 人生とは
今あなたの目の前に7個の扉があります。
7個のうち、ゴールまで続く道に続いている扉は1つ。それ以外の扉を進むと、それぞれ長さは違えど必ず行き止まりに辿り着いてしまいます。時間制限はないので、必ずゴールに行ってください。
※ヒント
❶インターネットに一番左の扉に入りゴールにたどり着いた人がいるらしいと記載があった。
❷あなたの仲良い友達からのメモに「人は迷うと自分の心臓守るため、左の方を選び易い。引っ掛けだから右側にした方が良いよ。」と記載。
❸扉に関しての専門家の方のメモには「真ん中に照明が当たっているからそれがきっとヒントで、素直に真ん中に行った方が良い」との記載。
さて、あなたならどうしますか?
この問題はまさに人生と同じです。あなたの目の前には常に選択肢が現れます。2つの時もあれば7つの時だってある。ヒントはどうでしたか?ヒントはまさにこの世界における情報を指します。あなたは友達が好きだから❷番のヒントに共感し、右側の扉から攻めていくもよし、専門家の方が頼りになるから専門家の意見を聞いて真ん中の扉を進むもあなたの自由です。
ただ、選択をしなければいけないのです。
選択をして、扉を開け、道を確かめにいかない限りはゴールにたどり着かないのですから。
目に移る景色、今ままでの経験、自分が信じたいもの、なんでも良いから理由をつけ、自分の中で考えた蓋然性の高い扉を選び進んでいく。
これが人生です。
6回間違えてだいぶ遠回りをしてしまったとしても、扉の前で迷って進まないよりは速いのです。しかし6回の間違いで、経験値もつく。多くのヒント(情報)に踊らされて迷って進まない人は、誰よりも遅く、成長すらない。
こういう状況の人が世の中には多すぎます。
そして扉を進まない言い訳をヒントのせいにして扉の前で愚痴り、酒を飲むのです。
あなたも目の前の選択から逃げないでくださいね。さっきの質問では時間制限はありませんでしたが、人生には時間制限があります。言い訳をして進むことをしなければ時間はどんどん無くなり、失敗することができなくなります。20代なら失敗できたのに、40代では失敗できなくなってくる。
さあ、この文章を読んだ今この瞬間から、あなたの中で蓋然性の高い選択をして先へ進みましょう。合言葉は「失敗しても良いや」です。「答えや完璧」を求めないでくださいね。そんなものは存在しませんから。
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